「第3回 保育・教育における医療的ケア児等支援 資質向上研修・意見交換会」を開催しました
2024年8月2日(金)に、「第3回 保育・教育における医療的ケア児等支援 資質向上研修・意見交換会」を開催しました。特別支援学校や地域の学校教員、養護教諭、学校看護師、保健師、相談支援専門員らが参加されました。午前中はNurse Fight代表植田陽子氏より、「医療的ケア児の学びを支える看護〜教員と看護師の連携を中心に〜」の講義が行われました。午後は特別支援学校や地域の学校に通う医療的ケア児を想定した事例にもとづき、児の教育支援計画や、それぞれの職種ではどう支援できるかについてグループワークを行いました。学校現場において医療的ケア児を支えるとはどういうことか、教育側の視点、医療側の視点、福祉側の視点など、異なる立場からの視点について互いに深く話し合う機会となりました。
参加者からは、「講演では、看護師目線の考え方を知ることができた。それぞれの専門ゆえの考え方が分かっただけでも、コミュニケーションがしやすいと思った(特別支援学校 教師)」「教育支援計画を立てるにあたり、教員がどんなことを考えて、どんなステップを踏むのかを知ることができました。看護師と教員の考え方の違いがよく分かり、教員の方と連携する上でとても参考になりました(特別支援学校 看護師)」「普段作っている教育支援計画について、あまり知られておらず、驚いた。看護師さんにも伝わるよう、がんばって作ります!(特別支援学校以外の学校 教師)」「多職種が集まり話し合いをすることで気が付くことがたくさんありました。教育支援計画作成の時にはいろんな職が集まり考えることができるとよいと思います(特別支援学校 看護師)」といった声がありました。
教育の場では、医療的ケア児の教育を中心に考えた支援が重要となります。各専門職が各々の専門性を活かし、尊重しあいながら、医療的ケア児の学びを支えることができればと思います。
参加された皆様、ありがとうございました。