【令和6年度 小児在宅医療従事者養成研修会~医療的ケア児者の胃ろう管理と栄養~】を開催いたしました
2024年8月23日(金)に、「令和6年度 小児在宅医療従事者養成研修会〜医療的ケア児者の胃ろう管理と栄養〜」を開催し、療的ケア児等コーディネータ—の資格を持つ者を含む学校看護師らが参加しました。香川大学医学部附属病院 小児外科 田中彩医師や、臨床栄養部 北岡陸男副部長/栄養士長による、胃ろう管理や栄養に関する講義が行われました。その後胃ろうボタン交換の演習では、田中医師と特定行為研修センター 前田奈緒美看護師長にて、モデルを用いた演習が行われました。演習時には普段学校現場等で医療的ケア児に関わっている参加者から活発な質問があり、いざという時の対応に備えて技術を習得したり、参加者同士情報交換をする良い機会となりました。
参加者からは「胃ろう交換を行うのは初めてでした。胃ろうの仕組みが分かり、抜去時の対応にも不安が軽減できそうです。知りたかった事もその場で質問できてよかったです」「困りごとや普段思っていることを相談したり、答えていただけて、今後の業務をするうえで安心感に繋がった」「栄養士さんの講義(重心さんや小児について特化した内容)を聞ける機会が少ないのでとても勉強になりました」という声が見られました。
学校看護師枠が少ないとのお声をいただきましたが、数年前は夜間に開催し、医師等が参加していたこの研修を、ここ2年ほどは夏休みの平日日中に開催し、学校看護師が出席しやすいように調整しておりました。マンパワーや器材の関係で、昨年は不足していた質問時間などを多くとるように修正したこともあり、定員や各学校看護師の枠を減らして開催いたしました。医療的ケア児の在宅生活を支える小児在宅医療従事者研修としての研修の形を、今後改めて検討していく予定です。
研修の様子(右スクロールで全4枚)