「令和6年度 医療的ケア児等支援者・コーディネーター養成研修」を開催しました
医療的ケア児等支援者・コーディネーター養成研修を開催しました。相談支援専門員、看護師、保育士、教員、保健師、理学療法士など、様々な職種の方が参加されました。
共通講義では、医療的ケア児に関する支援体制や在宅医療、訪問看護や福祉、本人・家族の思いなどに関する講義を行いました。今年度よりカリキュラム改正に伴い、教育、労働、母子保健や家族支援の中のきょうだい児支援・就労支援に関する項目の追加や、支援者・コーディネーターを一部分けて講義・グループワークを行いました。コーディネーターの演習では、より参加者の理解が深まり交流が図れるように見直しを行い、事例にもとづいた計画作成や地域資源開発に関するグループワーク等を行いました。
参加者からは「相談支援専門員の方々と関わることが少なく、今回の研修で専門員さんの仕事内容や計画を立てる時に考えていることが知れてとても勉強になりました。今後、教育機関へ医療的ケア児に関わる際に相談支援専門員の方と関係を持ちながら進めていけたら、より良いケアが提供できると感じました(看護師)」、「分からないから(事例を)受けないのではなく、分からないことは頼ったら教えてもらう姿勢で今後の業務にあたりたいと思います(相談支援専門員)」、「病院の看護師さんや関わったことのない訪問看護師さんと交流を深められたことが、今後の支援に繋がっていけると感じております(相談支援専門員)」、「子どもたちのために自分ができることもたくさん見つかったので、実践していきたいと思う。また、学んだことを自校の教職員に伝えていきたい(教師)」、「研修を通して、知識の習得だけでなく、相談できる仲間ができたことがとても嬉しかった(保健師)」
といった意見がありました。その他にも貴重なご意見を頂きましたので、次回からの参考とさせていただきます。ありがとうございました。
医療的ケア児支援は多くの職種が関わり、事例なども多岐にわたります。本研修はその支援の入口となるような研修であり、多くの事柄をカバーするのは難しいため、今後も医療的ケア児支援に関わる研修を適宜受講いただければと思います。特に、医療的ケア児等コーディネーターを取得された方は、フォローアップ研修にぜひご参加ください。
今後とも、よろしくお願いいたします。
(会場の様子 スクロールで全6枚)