「令和6年度 医療的ケア児支援体制構築にかかる担当者合同会議」を開催しました
2024年12月11日(水)に、「令和6年度 医療的ケア児支援体制構築にかかる担当者合同会議」を行いました。
今回は医療的ケア児の防災体制整備をテーマとし、障害福祉、母子保健、子育て支援、教育保育、危機管理など各分野の担当者が参加しました。
前半の取組報告では、四国こどもとおとなの医療センター 浅井小児外科医長より、「医療的ケア児の災害対応について」と題した講義と、三豊市福祉課の関保健師、長尾主事、また危機管理課 浦野課長補佐より、「三豊市の医療的ケア児の取り組みについて〜災害時の対策について〜」と題した実践事例が発表されました。実践事例では、個別避難支援計画作成にあたって、他課との協力も含めた具体的手法などが発表されました。
その後、各市町に分かれて、医療的ケア児事例にもとづいて必要な災害対策支援についてグループワークを行いました。参加者からは、「各課ではなく、連携しながら災害対策について考えていけたらと思っています」、「学校教育課として、医療的ケア児の把握と、地域に出来ることをしっかりつないで、安心安全に過ごせるようにしたいと思いました。帰って危機管理課に伝えます!」、「医療的ケア児の災害時対応を具体的に考えられた。マニュアルや計画策定と訓練の必要性を感じた」、「自立支援協議会にも持ち帰り、医ケア児だけでなく、障害福祉を知ってもらう意味もこめて、危機管理担当と話をしていきたいと思いました」、「福祉避難所へのハードルの高さを感じました」、「医ケア児者の災害時の対応について、グループワークを通して他の自治体の状況を知ることができ、参考になりました」等といった意見が見られました。
医療的ケア児者らの防災対策は、一つの課のみでは困難なため、こういった他課にわたる会議をきっかけにして、各市町に持ち帰って更に対策をすすめることに繋がればと思います。今後、また機会を設けて防災対策の進み具合など共有できればと考えます。ご協力・ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
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