令和7年度 医療的ケア児等家族交流会 ミキサー食調理実習会を実施しました

 2025年4月27日(日)に、「令和7年度 医療的ケア児等家族交流会」にて、香川大学医学部附属病院 臨床栄養部 北岡陸男栄養士長と、濱野由衣管理栄養士による、胃ろう児者の栄養についての講義が行われました。その後当事者家族による胃ろうミキサー食の調理実習を参加者とともに行い、ブレンダーやミキサーを使用して、市販のお弁当を手軽にペーストにするなどしました。スベラカーゼ、宮源の酵素パウダーを用いて、ご飯のペーストを作ってシリンジでの吸いやすさの比較なども行い、調理したミキサー食は実際に当事者・支援者で試食したり、医療的ケア児に注入したりしながら日頃の悩みなどを話し合いました。

 参加者からは「今回の交流会で新しい調理法や酵素を使った材料に出会えて本当に参加してよかった」、「スベラカーゼや宮源(の酵素パウダー)には本当にびっくり!なめらかでシリンジの使用本数も抑えられそうです」、「イベント時などのペースト食も、見た目で楽しくなるような工夫をしてあげたいなと思いました」等とお声をいただきました。

 胃ろうをもつご家族の参加でしたが、それぞれメインで使っている調理器具がブレンダーであったりミキサーであったり、行っている工夫も様々でした。お互いの工夫や知識を参加者同士でも共有しており、少人数での開催ではありましたが、笑顔いっぱいのイベントとなりました。ボランティアや支援者の方も運営側で協力いただき、当事者の現状が分かる会でもありました。今後も色々な形で当事者や支援者の手助けとなるような会が行えたらと思います。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。